鈴鹿市にある、伝統産業会館に行ってきました。
切り絵をやっていれな一度は耳にしたことがあると思いますが、『伊勢型紙』に触れてきました。
伊勢型紙について詳しくはWikiを見てください
外観
内装
様々な技法で作られた作品が展示されていました。
え、これ、デザインナイフ1本で作っているの!?と
思ったらそうではなかったですね。
小刀を使ったり、丸錐を使ってるみたい。
道具や伊勢型紙を買いました。
たまたま日曜に行ったので職人の実演が見られました。
内田勲さんという方です。
仕事の合間に様々な話を聞けました。
年々、伊勢型紙を使った染め物の重要性が昔より格段に下がってきて、職人も減っているそうです。
伝統が途切れないか心配していましたね。
引き継げれば引き継ぎたいけど、職人として生きていけるレベルじゃないので無理ですね。
まぁ、機械化が進んでおり職人の重要性も減ってきているとか
レーザーカッターで作れてしまったり、染めるのも機械でできてしまったりと。
レーザーカッターはそのうち取り入れようかなと思っていたのですが、まさしく職人殺しですね…
染め物の重要は減っているとは言え海外に出したら売れそうなんですけどね。その話はいいか。
いつから、伊勢型紙の切り絵をいつからやっているのかを聞いたら、なんと今年で55年目
ん…
55年
半世紀以上やっているという話。
すさまじいですね。びっくりです。
これだけやっていても、切り絵職人の中でも若い方なんですって。
もっと年配の職人がいると聞き、伊勢型紙の世界はすさまじいのだと思いました。
ちなみに、20歳からこの業界に入ったといってました。
道具も市販で売っているデザインナイフではなく、
小刀を使い切れ味が悪くなったら研いだりしてるそうです。
実際にしおり体験でしおりを作ってみました
和紙を3枚重ねているので分厚いのかなと思ったのですが
普段やっている切り絵とほとんど変わりなく切ることができました。
伊勢型紙はちょいとお高めですが、展覧会に出すように使ってもよさそうですね。
今回は簡単でしたが、伊勢型紙に触れた話でした。
鈴鹿市に立ち寄った際はぜひ、伊勢型紙に触れてみてください!!